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ホンマでっか門倉貴史先生の「必ず誰かに話したくなる経済学」が分かりやすくて超面白かった。雑談のネタに。

書評(ビジネス系)

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まいど、おおきに!

無類の読書好き、なまけタイガーです。

 

僕が大好きな、ほんまでっかTVに出演されている経済学者、門倉先生の書籍を読んでみた。

 

これでほんまでっか先生シリーズ3人目!

www.yocheckya.net  

www.yocheckya.net 

  

著者 門倉貴史氏

 

慶応義塾大学経済学部卒

BRICs経済研究所代表。同志社大学大学院非常勤講師。

 

テレビでは、オネェのようなキャラだったり、急にドヤ顔をしたり、面白キャラが定着している門倉先生。実はすごい方です。

 

一時、あまりに芸人のようにあつかわれたり、脳科学の澤口先生にいちいち横やり入れられるから嫌だと言って番組を降板しようとしたこともある。

 

そんな素敵な門倉先生の必ず誰かに話したくなる経済学を読んでみた。

 

これでホンマでっかTVの先生シリーズでは、尾木ママ・植木先生に次いで3人目~

 

書評

 

僕にとって、経済学というのは硬いイメージがあった。

 

経済という言葉自体にそういったイメージがあるためだろう。

 

実際、経済学の教科書には難解な数式が出て来たりするので、敬遠する方も多いそうだ。

 

本書は、あの門倉先生が書いているというところで、いわゆるお堅い経済学の本にはなっていない。

 

経済理論や法則を日常生活の疑問に当てはめて解説してくれている内容になっている。

 

具体的には、ボランティアでお金をもらうと『やる気』がなくなる理由、世界の特殊な税金(ポテチ税、ひげ税)AKB48の人気の秘密、ヘアヌード写真集が減ってきた理由などが挙げられる。

 

一見経済に関係ないのでは?と思うような内容もあるものの、経済学の視点から分かりやすくコメントがなされている。

 

また、統計学や心理学の話も取り入れてあり、読み物としても非常に読みやすく面白い。

 

経済学など全く勉強したことのない僕でも楽しく読める内容であった。

 

印象に残った内容・感想

 

①収入が増える=幸福ではない

 

イースタリンのパラドックス

 

収入レベルが一定のところまで上がって、基本的な欲求が満たされてしまうと、収入が増えてもそれが幸福や生活満足度に影響を及ぼすことはないという理論。

 

日本は、経済成長により以前に比べれば国民一人当たりの所得水準が高くなっている。しかし、アンケートを取ってみると平均的な幸福度は向上していないという。

 

その理由の1つとして、周りの人も収入が上がっているから特別幸福を感じないというもの。(相対所得仮説)

 

自分より誰かが多く昇給したら嫉妬してしまうが、まわりと一緒だと特に嬉しく感じないということは、少なからず経験があるだろう。

 

順応仮説

 

宝くじに当選した方に実施したアンケート調査でのこと。

 

当選直後のアンケートでは「とても幸福だ」と回答した方が多かった。1年後に同じ質問をすると、見事に幸福度が薄れていたという結果が出た。

 

幸福な出来事の影響は、時間が経過するごとに薄れていくというもの。

 

②給料を上げても労働生産性は上がらない

 

経済学の世界で労働生産性とは、一定の期間に従業員一人当たりがどれだけの付加価値を生み出したかを示す数値のことを指す。

 

労働生産性はいかにすれば上昇するかという議論では、出来高払いの賃金制度を導入すれば良いと考えられている時代があったが、ある実験でその考えが覆された。

 

1927年に5年間連続で行われた実験

研究者は、ホーソン工場で働く従業員を対象に実施。

 

あることをした結果、従業員の労働生産性は上昇し続け、作業時間を延長するなど労働環境を悪化させても同様の効果を維持できたそうだ。

 

その理由は、「人に見られていたから」だったという。

 

賃金や労働時間の長短よりも、幹部ら上司が部下に注目して仕事を観ていた。

 

つまり、関心を示していたことで、やる気が出て、労働生産性が上昇したという結果であった。

 

この現象は、ホーソン工場の名をとって、ホーソン効果と呼ばれている。

 まとめ

 

「給料を上げるから仕事をもっと頑張りなさい」と言われても、個人的にはモチベーションは上がらない。

 

それよりも、上司が目をかけてくれて、自分を認めてくれたり、信頼してくれた方がモチベーションも労働生産性も高まるのは当然かもしれない。

 

そう考えると、信頼関係・人間関係を良好にするためのコミュニケーションが最も大事と言える。

 

リーダーや上司など上に立つ者の姿勢が、部下の力、ひいては経済全体に影響を及ぼすということが分かる内容だった。